1.複巻と同一容量でも、電圧比により小型軽量になる場合があります。
2.電圧変動率が小さい。
1.一次巻線と2次巻線が分離している。
2.静電シールド付トランスは1次巻線との間に薄い銅を巻いてあります。
静電結合により2次側に発生する移行電圧は低減化される。
1.標高が1,000M以下。
2.周囲温度が最低-5度、最高40度の範囲内。
3.相対湿度が最低45%、最高85%の範囲内。
JISC-5310、6436、JEM-1333(1976)操作用変圧器
JEC-2200を適用しています。
JEM 1333 操作用変圧器 温度上昇限度 基準周囲温度の限度40℃ |
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変圧器の部分 | 測定方法 | 耐熱クラス | 許容最高温度(℃) | 温度上昇限度K |
巻線 | 抵抗法 | A | 105 | 65 |
E | 120 | 80 | ||
B | 130 | 90 |
JIS C 5310 電子機器用電源変圧器目別通則 JIS C 6436 電子機器用小形電源変圧器 温度上昇限度 基準周囲温度の限度40℃ |
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変圧器の部分 | 測定方法 | 耐熱クラス | 許容最高温度(℃) | 温度上昇限度K |
巻線 | 抵抗法 | A | 100 | 60 |
E | 115 | 75 | ||
B | 120 | 80 | ||
F | 140 | 100 |
JEC-2200変圧器 温度上昇限度 基準周囲温度の限度40℃ |
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変圧器の部分 | 測定方法 | 耐熱クラス | 許容最高温度(℃) | 温度上昇限度K |
巻線 | 抵抗法 | F | 155 | 95 |
H | 180 | 120 |
弊社では、ご要望に応じ標準品以外のご用命も承っております。
ご注文に際しては、次の事項を確認の上ご指示ください。
項目 | 注文書記入例 |
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①相数( 単相 or 三相 ) | ①単相 |
②容量( VA ) | ②10KVA |
③周波数( 50Hz or 60Hz or 50/60Hz ) | ③50/60Hz |
④一次電圧 | ④0、200V、220V |
⑤二次電圧 | ⑤0、100V、110V |
⑥巻線方式(単巻、複巻) | ⑥複巻 |
⑦形状(ケース入り、ケースなし、端子形状等) | ⑦ケースなし |
⑧その他、特殊な場所で使用される環境 | ⑧熱帯地域で使用 |
※絶縁トランスとは、複巻トランスの事です。
一次コイルと二次コイルが別々に巻かれており、二次側負荷を保護する場合に使用されます。
※トランス容量は次の様にして求められます
※一次側及び二次側にタップ電圧がある場合は、最も高い電圧で容量の計算をします。
※電圧の低いタップ電圧は、低減容量タップになりますのでご注意下さい。
複巻と同一容量でも、電圧比により小型軽量になる場合があります。
電圧変動率が小さい。
回路の一部が第3高調波を環流し吸収するため、ひずみが少なくなります
静電シールド付トランスは1次巻線との間に薄い 銅を巻いてあります。
静電結合により2次側に発生する移行電圧は低減化されます。
入力側(1次側)と出力側(2次側)の間に30度の位相差があり、入力側(1次側)の線間電圧が相電圧の√3倍となります。
弊社の標準品はこの結線のシールド付きを、採用しています。
回路の一部が第3高調波を環流し吸収するため、ひずみが少なくなります
入力側(1次側)と出力側(2次側)の間に30度の位相差が発生し、出力側(2次側)の線間電圧は相電圧の√3倍となります。
2次側の負荷バランスが崩れますと、三相電源の電流は不均衡となります。
又2次側各相には90°の位相差があるため、シリーズ・パラ結線をして使用することはできません。
三相電源の電流バランスが1:2:1となります。
入力三相、出力単相3線式の結線方法三相電源の電流バランスが1:2:1となります。
単相 一次電圧 200V 二次電圧 100V | トランス容量 | 適合形式 |
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20W蛍光燈器具 1台 | 50VA | ECL21-50 |
30W蛍光燈器具 1台 | 70VA | ECL21-100 |
40W蛍光燈器具 1台 | 100VA | ECL21-100 |
単相 1/8HP 100W モーター | 300VA | ECL21-300 |
単相 1/4HP 200W モーター | 500VA | ECL21-500 |
単相 1/2HP 400W モーター | 1KVA | ECL21-1K |
単相 1 HP 750W モーター | 1.5KVA | ECL21-1.5K |
電熱回路(ヒーター等) | 負荷容量の1.25倍(W) |
単相 一次電圧 440V 二次電圧 220V | トランス容量 | 適合形式 |
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三相 1/4HP 200W モーター | 600VA | 3YSB-1KE |
三相 1/2HP 400W モーター | 1KVA~1.5KVA | 3YSB-1.5KE |
三相 1HP 750W モーター | 2KVA~2.5KVA | 3YSB-3KE |
三相 2HP 1.5KW モーター | 4KVA | 3YSB-5KE |
三相 3HP 2.2KW モーター | 4.5KVA~5KVA | 3YSB-5KE |
三相 5HP 3.7KW モーター | 8KVA | 3YSB-10KE |
三相 7.5HP 5.5KW モーター | 13KVA | 3YSB-15KE |
三相 10HP 7.5KW モーター | 15KVA | 3YSB-15KE |
三相 15HP 11KW モーター | 20KVA | 3YSB-20KE |
三相 20HP 15KW モーター | 25KVA | ※別注品 |
三相 25HP 19KW モーター | 30KVA | ※別注品 |
三相 30HP 22KW モーター | 35KVA | ※別注品 |
三相 40HP 30KW モーター | 45KVA | ※別注品 |
三相 50HP 37KW モーター | 55KVA | ※別注品 |
※一次側に取り付ける場合
※遮断器の種類により異なってきますので遮断器の特性をご確認の上選定して下さい。
形式 | 突入電流(A) 220V or 440V | 推奨ブレーカー | ||||
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50Hz | 60Hz | 極数 | AF(アンペアフレーム) | 電流(A) | 適合型式 | |
ECL21-6KL | 435 | 285 | 2 | 50 | 50 | NF63-SV 2P-50A |
ECL21-7.5KL | 540 | 355 | 2 | 100 | 60 | NF125-SV 2P-60A |
ECL21-10KL | 795 | 515 | 2 | 100 | 75 | NF125-SV 2P-75A |
ECL21-15KL | 1120 | 680 | 2 | 125 | 125 | NF125-SV 2P-125A |
ECL21-20KL | 1790 | 1100 | 2 | 225 | 200 | NF250-SV 2P-200A |
ECL41-6KL | 300 | 255 | 2 | 30 | 30 | NF32-SV 2P-30A |
ECL41-7.5KL | 385 | 315 | 2 | 50 | 40 | NF63-SV 2P-40A |
ECL41-10KL | 495 | 410 | 2 | 50 | 50 | NF63-SV 2P-50A |
ECL42-6KL | 315 | 270 | 2 | 30 | 30 | NF32-SV 2P-30A |
ECL42-7.5KL | 385 | 315 | 2 | 50 | 40 | NF63-SV 2P-40A |
ECL42-10KL | 495 | 410 | 2 | 50 | 50 | NF63-SV 2P-50A |
3YSB-5KE | 200 | 170 | 3 | 30 | 15 | NF32-SV 3P-15A |
3YSB-6KE | 230 | 190 | 3 | 30 | 20 | NF32-SV 3P-20A |
3YSB-7.5KE | 270 | 230 | 3 | 50 | 20 | NF63-SV 3P-20A |
3YSB-10KE | 370 | 320 | 3 | 50 | 30 | NF63-SV 3P-30A |
3YSB-15KE | 460 | 370 | 3 | 50 | 30 | NF63-SV 3P-30A |
3YSB-20KE | 530 | 440 | 3 | 100 | 40 | NF125-SV 3P-40A |
N3YSB-5KE | 200 | 170 | 3 | 30 | 15 | NF32-SV 3P-15A |
N3YSB-6KE | 230 | 190 | 3 | 30 | 20 | NF32-SV 3P-20A |
N3YSB-7.5KE | 270 | 230 | 3 | 50 | 20 | NF63-SV 3P-20A |
N3YSB-10KE | 370 | 320 | 3 | 50 | 30 | NF63-SV 3P-30A |
N3YSB-15KE | 460 | 370 | 3 | 50 | 30 | NF63-SV 3P-30A |
N3YSB-20KE | 530 | 440 | 3 | 100 | 40 | NF125-SV 3P-40A |
(三菱電機製)
電源トランスがこうむる事故の原因は多岐に亘るため、特定することができない場合が多々あります。事故に遭った電源トランス漏電、高熱、焼損(火災)などの症状を呈し、感電(ヤケド、ケガ)など、危険な状態を伴なうことがあります。
これらを未然に防止する方法として、電源トランスの1次側、 又は2次側に専用の保護回路を設けるのが適策だと思います。 電源トランスは通電初動時において定格電流の数倍から20倍近い突入励磁電流が1/2~1サイクルの間、流れます。安全を目的とした保護回路も、そのたびに不要動作をされては困ります。
その反面通電中に過負荷、 短絡といった異常現象が生じた場合は、 速やかに作動してくれないと事故につながる恐れがでてきます。 このようなフアジー的要素を考慮にいれた保護回路でないと実用上使用することができません。
電源トランスとこれにかかわる回路の保護に適合する素子としてはタイムラグ溶断型電流ヒューズ、 又は時延遮断型(ディレーオフ又はイナーシャルディレー)サーキットブレー力(プロテクタ)などがあります。 2次側に使用する場合は、この他に一般的なものとして普通溶断型が容易に入手することができますので、 これらのいずれかをご使用いただくのが最適だと思います。
呼称はメー力により相違がありますのでご確認の上ご使用ください。
1次側の電流ヒューズの定格電流値は次の要領で選定してください。
ヒューズの定格電流値(A)≒定格容量(VA)/1次電圧(V)×1.5
※電流ヒューズはタイムラグ型を表す。
注意
・専用の保護回路は電源トランス個々に設けるもので他の電源トランス又は他の回路を分岐共用しないこと。
・保護素子に速断型、普通溶(遮)断型(2次回路は可)を使用されますと不要動作で不都合が生じます。
・保護回路についてご不明のときは弊社技術部にご連絡ください。
製品に関するご質問やお見積のご依頼はお問い合わせページからお送りください。
また、お電話の場合は06-6707-3456までお問い合わせください。